三寒四温を重ねながら、2009年も終わりに近づきました。暮れのお忙しい中をおいでくださいまして、本当にありがとうございます。
　今回のゲストステージでは、スティール・パンという珍しい楽器の演奏をお届けします。
　14年前、登混が第１回の海外演奏をカーネギーホールで行った時、バッテリーパークの埠頭で初めて聴いた楽器でした。 ドラム缶を輪切りにした無骨な外見に似合わず繊細で透明な音色がとても印象的でした。以来、お目にかからなかったのですが、当時よりかなり洗練されたかたちになって、最近は日本でも演奏されていることを知りました。お願いした若いユニッド“パナシア”の意欲的な演奏をお聴きください。
　登混の海外演奏も９ヶ国、14都市に及びます。本日の“世界　歌の旅”の中には、現地合唱団の希望で一緒に歌って交流を深めた思い出の曲も含まれております。
　この長い年月、平和の中で歌えることを喜びとし、団員一同それぞれの思いをこめたこのコンサート、今年もお楽しみいただけましたら幸いです。