クリスマスの歌が町に流れる１２月、今年もチャリティコンサートにおいでくださり、ありがとうございます。
　毎年趣向を変えてお招きするゲストに、元気溌剌、若い演奏家をお迎えして、楽しいパーカッション演奏をお届けします。
　今年初夏には、スペインとポルトガルヘ演奏旅行、帰国して東京都合唱祭、あさお合唱フェスタとステージを重ね、また、合唱道盟の諸行事など充実した１年でした。
　のばこんの愛唱歌“雪の窓辺に”こ「楽しいことやつらいこと、今年もいっぱいありました」とありますが、その詩が心にしみた年でもありました。優しいけれど意欲的な活動をしていた本田桂子さん、第１回からこのコンサートで歌い続け、団を支え、のぼこんをこよなく愛してくださった庄司(渡辺)保さん、大切なお二人を相ついで失い、団員一同、茫然としました。
　今は、この悲しみを、歌の心をより深く探ってゆくよすがとして、合唱を愛されたお二人の志を心にとどめてゆきたいと思います。
　信じられないほど殺伐とした事件の続いた年でもありました。来年は平和な年でありますように願わずにいられません。そんな希望と期待をこめて、「どうぞ良いお年をお迎えください」と申し上げます。