2008(平成20)年  チャリティ No.21   ひとひらのあい コンサート
初心にかえって

 今年もまた、暮れのお忙しい中をお越しくださいました皆さま、ありがとうございます。
 毎回皆さまが楽しみにしてくださるゲスト、今回はモンゴルの伝統楽器・馬頭琴の奏者として広く活躍されているセーンジャー氏をお招きしました。日本の教科書にもとり上げられている有名なお話「スーホーと白い馬」にも登場する楽器です。モンゴルの大草原の風を感じていただける演奏になると思います。
 “のぼこん”は昨年クロアチアで演奏したのがご縁で、この3月初来日されたクロアチア大統領の歓迎会で演奏をしたり、5月に8回目の演奏旅行として台湾に行ったり、7月に登戸駅の“駅コン”で歌ったりと、今年もまた思い出に残る新しい経験をさせていただきました。
 この「ひとひらのあいコンサート」は、昨年20回の節目を終えたので、団員一同今年は初心にかえって取り組んできました。これからもこのコンサートは“のぼこん”の活動の主軸として、皆さまに支えていただきながら大切にしてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。

   2008年12月14日
登戸混声合唱団   
団長根村道子   
団員一同   

プログラム


雨天にもかかわらず、多くの方にご来場いただきありがとうございました。
団員一同、精一杯心を込めて歌いきりました。
皆様には心温まるひと時を過ごしていただけたことと思います。


Ⅰ.アカペラの響き
Ⅱ.若人の歌・青春の歌
Ⅲ.ゲスト演奏 “馬頭琴”奏者 賽音吉雅 (セーンジャー) さん・ピアノ進藤亜子さん
Ⅳ.たのしいクリスマスソング
恒例のキャンドルサービス 「聖夜」


ゲスト演奏 “モンゴル民族楽器「馬頭琴」” 奏者 賽音吉雅 (セーンジャー) さんのプロフィール

1976年 内モンゴル・ホルチン草原生まれ
1999年 内モンゴル芸術学院卒業。
2000年 来日。大東文化大学大学院卒業。日本・モンゴル・中国においてコンサート活動や テレビ出演多数
2003年
6月
馬頭琴1st CD「Dream」を発表。NHKラジオで放送される。
2005年 主演・音楽監督担当のDVD「スーホーと白い馬」が文部科学省選定作品に選定される。また、6月1日の中国における「子供の日」に、中国国内テレビ局CCTVで放送される。
2006年 映画「蒼き狼 地果て海尽きるまで」において音楽の馬頭琴を担当、モンゴル現地 ロケに参加。また、馬頭琴2nd CD「モンゴルの蒼い風」(コロムビアミュージックエンタテインメント株式会社)発表。
2007年 DVD「スーホーと白い馬」の中国国内版を発表。
同年 「内モンゴルテレビガイド」宣伝大使となり、コマーシャル・テレビ出演。

中国国内内モンゴルテレビ局春節晩会(紅白)出演。若きアーティストとして活動の場はさらに拡がりを見せている。
彼のおおらかで優しく、それでいて力強い人柄と演奏は、モンゴルの大草原、そしてそこに吹く風を感じさせてくれる。
(賽音吉雅(セーンジャー)さんのホームページより引用)

馬 頭 琴 と は

馬頭琴はモンゴルを代表する民族楽器です。モンゴル語で「モリン・ホール」といいます。 チェロや胡弓といった楽器と同じように弓を使って演奏します。日本では、モンゴルの民話で馬頭琴誕生の物語「スーホーの白い馬」が有名です。

楽器の特徴
弦を巻く楽器頭部には、馬の頭の彫刻が施されています。 弦は太弦と細弦の2本で、本来の材質は馬の尻尾ですが、現在はナイロン弦を使用する演奏者が多いようです。 弓は馬の尻尾が使われています。

楽器の歴史
歴史書「元朝秘史」(12~13世紀)には アルグサン・チルゲンという馬頭琴奏者についての記述があり, 馬頭琴は800~900年前から演奏されていたと考えられています。

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