昨年、第1回のチャリテイコンサートの客席で、障害をもった方々が、曲にあわせて身体を動かし、私だちと同じように大きく口を開け、声のない声で一緒に歌ってくださるのを見ました。音楽の喜びや快さを、私たちはあのように率直に現すことができるだろうか・・・大きな感動を受けました。私たちは、瞼に灼きついたその日の情況を、励ましとし、また、目標ともして、このコンサ一卜に向かってきました。
　今日のプログラムは、ご招待させていただいた福祉施設のみなさまに、去年と同じように喜んでもらうことができるでしょうか。
　私どものコンサートのために、地元の町会はじめ、行政、企業、団体の多くの方々がお力添え下さいましたことに厚くお礼申し上げます。また、特に温かい励ましと助言をいただいた川崎市教育委員会には、心からの感謝を捧げる次第です。
　本日はお忙しい中をお運び下さいまして、誠にありがとうございます。慌ただしい歳末の午後を、心なごむひとときとしていただけたら幸せでございます。
　なお、チャリティにつきましては昨年同様、川崎市社会福祉協議会に託させていただきます。