千年に一度という東日本大震災のニュースを聞いたのは、私たちがオーストラリアでの演奏旅行中でした。翌日の現地の新聞は“japan　earthquake”“meltdown”などの文字と写真で埋めつくされ、メンバーは日本と各自の留守宅を案じたのでした。
　帰国後、指揮者を交えて話しあい、私共で何かお役に立つことを…と駅コンを企画。その準備にとりかかりました。駅コン当日、行き交う方たちが足を止め、募金にも協力してくださり。募金の多さに、改めて川崎の皆様の意識の高さに感激したのでした。この場をかりて厚くお礼を申し上げます。
　今回のゲストは「こんな世情だから、癒しの音色　チェロの演奏を」とのメンバーの発言で、神奈川フィルハーモニーをはじめ、各方面でご活躍中の長南牧人氏をお招きしました。
　また、ステージは、はじめに鎮魂の曲を。第3ステージではエールを送る意味で元気のでる曲を選びました。そしていつものクリスマスソングでは、チャリティーの趣旨に賛同され、被災地の復興を願う歌仲間と共に心をあわせて大合唱をおくります。
　被災地の方にも明るい希望を持って新しい年を迎えられることを願いつつ、今年のコンサートをしめくくりたいと思います。
本日はご来場くださいまして本当にありがとうございました。