閉じる		海外演奏旅行記　オーストラリア
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大成功だった演奏会 大揺れに揺れた　重なる地震

団長   根村道子

★あたたかったウーロンゴン市 バスがウーロンゴンの演奏会場に着いた時、その建物の前で、マーガレットさん(今回の演奏会の総合担当としてお世話になったウーロンゴン市の方)が、満面の笑みで迎えて下さいました。       バスから降りた私達を歓迎してくださいました   お世話をしてくださったマーガレットさん     CD50枚を売ってくださったお二人の担当者 男女の控室、充分な水のボトル、整然と並べられた団員へのプレゼント、昼食、そして演奏会の構成、終わってからのLamplighters（ランプライターズ：共演の男声合唱団・・約40名）や、お客様との交流パーティなど、細かく企画され、スムーズに、しかもあたたかく進行されました。それは、マーガレットさんが常に抱えているズシリと重い２冊のファイルを見ても分ることでした。 515席のホールはほぼ満員。録音・照明などのスタッフが、忙しく立ち働いていました。演奏会終了後の和やかな交流会では、面映ゆいほどの絶賛の言葉を口々に寄せて下さいました。 “地球ばんざい”のCDを50枚寄付しましたが、見事に完売です。（売上金は、全額寄付） 川崎市の阿部市長から託された親書も、ウーロンゴン市のgmにお渡しし、ｔｖやラジオの取材も受け、川崎市から任命されたK.I.F.A.（川崎市国際親善使節｣としての御役目も果たせたと思います。 ★迫られた計画変更 しかし、今回の演奏旅行は、実のところ、アクシデントの連続でした。 ♪ まず参加者がサポーターを入れて４６名の大所帯。それはまだよしとして、延泊の希望が２０名もあり、航空機は１０席以上は増やせないとのことで、その対策に迫られました。 ♪ そこに出発を目前にして、予定地ニュージーランドの地震。しかもその響きを楽しみに演奏会場に予定したクライストチャーチ大聖堂の破損です。演奏旅行を中止するしかないとの声もありましたが－。 ♪ 驚いている暇も無く、代替案の企画に取り掛からなければなりませんでした。 演奏会はムリをせず、ウーロンゴンだけにして、 オーストラリア第２の都市メルボルン観光になりました。更に「延泊は？」となった時、片野先生からタスマニア島案が出たのですが、これが大正解。オーストラリア本土よりもっと南にある、日本では案内書にも殆んど紹介されてない地ですが、それだけに興味をそそられました。コアラやタスマニアデビル、ウオンバットなど、カンガルーのように育児嚢をもつ動物を見たり、雄大な自然に触れたり、貴重な体験をしました。 ♪ ただ、残念だったのは、ここでも航空機の座席が取れず、１泊組と２泊組に分かれたことでした。 ♪ 費用はそのまま、ホテルのレベルは下げないで、ニュージーランド以上の満足度が得られるようにという私のコンセプトで、航空機、ホテル、観光地の変更など、何度も案を作り替えて、お仕事とはいえ、代理店の白木さんも大変だったと思います。 （それぞれ各地での旅行記は、担当の記事をお読みください。） ♯ あたたかく迎えて下さったウーロンゴン市の皆様、直接担当のマーガレットさん、彼女と度重なる連絡をして下さった川崎市交流推進課の平井さん・・・素晴らしい演奏会をありがとうございました。 ♯ 片野先生、井熊先生、参加された方々、そしていろいろ活躍して助けてくれた“のぼこん”の仲間たち・・・皆様のお蔭で今回も、充実した演奏会旅行を終え、全員無事に帰ることが出来ました。心からの感謝を捧げます。 ★演奏会直後に東北大地震を知る ★ ウーロンゴンでの演奏を終えてシドニーのホテルへ向かうバスの中で、東北地方の大地震と津波で大きな被害があったことを知りました。ホテルのTVに写しだされた現状に、言葉をなくしました。それぞれ自宅にtelするのに時間はかかりましたが、幸い、参加者の自宅は「大揺れに揺れたが・・・無事」ということで、私どもは残りの日程を過ごしたのですが、現地の新聞では連日第１面から 　「JAPAN'S QUAKE」、「JAPAN NUCLEAR」、「MELTDOWN」のタイトルが占めていました。