閉じる	海外演奏旅行記　ポルトガル・スペイン
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Ｏ ５月１日（月）　マドリッド　快晴    -メーデーで休日-   今日は一日自由行動。朝早くの出発は、オプションのセゴビヤ経由トレド行きとアヴィラ行き。私は午前中２時間ほど市内を歩いて、運動不足を解消してきました。休日の午前中なので人通りも少なく、公園の緑も映えて気持ちの良いウオーキングでした。    昼食は、午後からのトレド組がセゴビヤ組に合流して、おいしいパエリアを食べようということになっています。ホテルの前からタクシーに分乗して、プリンセサ通りのレストランへ。揃ってから一緒に作りますとのことで待つことひさし、シェフが大きな鍋にいっぱい作ったパエリアを見せにきました。写真に撮ってから食べ始めましたが、パエリアはやはり海岸近くで食べるのがおいしいようです。昔バルセロナで食べたパエリアがとてもおいしかった記憶があります。   バスはトレドに向かいます。十数年ほど前に一度トレドへは行きましたが、大聖堂に入らなかったのでもう一度行きたいと思って参加しました。道路の両側にずっと建物が続きます。その間から緑の畑や牧草地が拡がっているのが見えます。十数年前に比べて、建物も増えたし、緑も増えたというのが強い印象でした。前は９月だったので、季節の違いもありますがもっと緑が少なかったように感じました。ガイドさんに聞くと、政府が国土の緑化に力を入れているとのことでした。 トレド大聖堂   快晴の休日とあって、トレドはいっぱいの人。ガイドさんが、トレドの道は迷路みたいですから、「離れないようについてきてください」と言われるけど、人ごみに押されて遅れる人も出てきます。坂道を上ったり降りたりして、大聖堂の前に出ます。トレドの教会は、スペインで一番偉い大司教がいた教会で権威を持っていました。建物全体の大きさでは、アンダルシアの大聖堂に負けるけど、こちらは純粋のヨーロッパ風、フランス系のゴシック建築です。この大聖堂も建設に256年かかって、1493年に完成しとのことで、500年以上の歴史のある大聖堂です。祭壇も合唱壇も立派ですが、横の１室が美術館になっていて、エル・グレコやベラスケスをはじめ数十点の名画が飾られているのは他所には無い凄さでした。   大聖堂を出て又細い坂道を降りていきます。たどり着いたのは、サント・トメー教会。長い行列。待つこと2～30分。漸く入った先は狭い部屋。エル・グレコの「オルガース伯爵の埋葬」が飾られています。この教会には前にも入りました。待たずにすっと入れたように記憶しています。今回は2～30分待ち。確かにエル･グレコの最高の傑作といわれている絵ですが、説明は専らオルガース伯爵の善行。教会のお説教の感じがしました。教会を出ると又急げ急げ。細い小道を登ったり下ったり、はるかに川を見下ろす高台に出て、そこから下りのエスカレーター。川を見ながら階段を歩く人もいますが、下まで降りつくとバスが待っていました。 バスは近くのみやげ物店へ着きましたが、添乗員の白木さんがいない。一寸急ぎすぎたようです。ガイドの谷口さんが携帯で連絡を取り何とかバスに拾い上げて無事マドリッドに帰り着きました。   休日なので商店は全部閉まっていますが「特別に、有名な免税店を開けて貰いました」ということで、街の中心部にある「Lepanto」へ寄ります。日本人のマダムと店員さんが日本語で商品の説明をしてくれます。さすがに革製品の良い物が割合安くありました。ショッピング意欲をみたした１時間でした。   夜はホテルに近い居酒屋　La Casa del Abueloでさよなら夕食パーティ。狭いので１階・２階に分かれましたが、和やかに交流して最後の一夜を楽しく　語り・飲み・食べました。