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台 湾 演 奏 旅 行 記-2

食後ホテルに帰って、私は片野先生と一緒に翌日の打合せをしました。 打合せに見えたのは蔡東海さんという方です。お聞きすると、長く台湾観光協会に勤務され、現在は今回の旅行の現地代理店「新亜旅行社」の顧問をつとめ、同時に大安教会の信者として今回の演奏会の開催について中心となって活動して下さった方だそうです。1927年生まれというのでなんと81歳、日本に留学したこともあり、日本語はぺらぺら。大変にお元気な方でした。 この方が、当日の演奏会・懇親会の司会をつとめ、日本語・台湾語の通訳もされました。 この方から「新亜ミニニュース抜粋」という622頁の分厚い本を頂きました。2001年から新亜旅行社の「新亜ニュース」というｐｒ誌に連載した蔡さんの原稿を１冊の本にまとめたものですが、台湾の歴史・地理・名所案内をはじめいろいろな分野について日本語で書かれた素晴らしい台湾の案内書です。今回観光した「龍山寺」「中正記念堂」「台北故宮博物館」「忠烈祠」についても、大変詳しくその歴史から内容について書かれています。又台湾へ行こうという方がいらしたらお貸しします。是非お読みください。 私は夜は弱いので部屋に帰りましたが、皆さん方は名物の夜市や台湾が世界に誇る超高層ビル台北101に出かけたり、ホテル内の飲み屋で遅くまで歓談されたようです。 ５月６日（火） 翌日も朝から小雨模様。市内観光は、台北で最大の見どころの「台北故宮博物院」。蒋介石が中国を離れる前に、北京の紫禁城から目ぼしいコレクションを運び出し台湾に移したもので、なんと65万点を収蔵していると言われています。中国4000年の歴史を彩る、玉器、青銅器、陶磁器、書･絵画、彫刻等素晴らしい宝物が陳列されています。 その次は「忠烈祠」。1969年蒋介石時代に作られた、中国の革命や戦争で命を落とした志士や軍人の英霊を祭っています。豪壮な中国宮殿様式の建物ですが、毎時丁度に行われる衛兵の交代式が見ものになっています。 昼食は康華大飯店で飲茶料理。日本でも流行っている食べやすい中華料理です。ホテルに帰って一休み。 後列　羅牧師　婦女詩班員　蔡さん 次はいよいよ本番。 ３時にホテル出発、バスを降りて小雨の中を歩いていくと、教会のビルの入口に色鮮やかなレイを持った女性がずらりと並んでいます。なんと私たちの歓迎の人たちでした。首からレイをかけてもらって控え室に入ると、お茶とお菓子が待っていました。 主催者である教会の牧師さんの温かい歓迎の挨拶を聞きながら、お菓子をいただきました。２階の会場へ行くと、300人ほど入れる教会のつくりで音響も良さそうです。 ４時からリハーサル開始。 みっちりと発声練習をして、観光気分から切り替え。アカペラからはじめて順番に歌っていきます。「ほたる」大分難航しましたがまあまあの出来で本番に臨みます。 女声の更衣室は３階、男声は１階、着替えて待っていると、係りの人がビル正面に張り出した大きな看板を見てくれといいます。小雨の中を見に行くと素晴らしい看板が張り出されていました。集まった男性の面々で記念写真。嬉しいですね。この間女声は、３階の更衣室で、「ほたる」の自主特別練習をしていたそうです。 ７時30分開演。1階の座席は殆んど満席です。